葡萄通信 00/06/15
摘粒前 |
摘粒後 |
甲府上阿原第二農場のピオーネの摘粒の様子です。摘粒とは、適度に粒を取ることです。ピオーネは、形の良い粒を残し、約30粒で500gの房を作るように心掛けます。品質を上げるためには、重要な作業です。
今のところ、2回目のジベレリン処理(果粒肥大のため)も終わり順調に成育しています。この後、袋、または、カサをかけ雨に当たらないようにしますが、どちらを選択するか、気象状況と生育状態によって決めます。もちろん、農薬散布も、追肥も、これからの観察結果により決定されますが、木目細かい管理を目指します。ようやくここまで育ったブドウの力を最大限に引き出したいと思います。
葡萄通信 00/05/18
甲府上阿原第二農場のピオーネの房作りが始まりました。約3.5cmに切り詰めます。密着した平均500gの房をイメージしています。生育は、きわめて順調で、樹のバランスも良く期待できそうです。ただ、一部でアブラムシの発生が見られるので、状況によって殺虫剤の散布を考えています。
この時期は、しっかりと観察しないと取り返しのつかないことになるので気が抜けません。特に、病虫害に対しては、気象状況を参考に葉色などの変化に気を配ります。
ある意味で経験からくる感を一番頼りにしているので、マニュアル化するのは難しいと思います。どう管理すべきか、自問自答の毎日が続きます。