葡萄通信 03/08/24

境川農場のロザリオ・ビアンコの見直し摘粒と
袋かけを行いました。
私たち夫婦と研修生の恵子さんの3人での作業です。
着色が始まったルビーやロッソ、マニュキアなどは、
鳥に狙われ、一部被害もありました。

鳥が食べ残した後を、スズメバチ、蛾、ショウジョウバエの順番で
食い荒らし、やがてカビ類、細菌類が繁殖し腐敗します。

リザマートは、裂果し二割ほど収穫しただけで残りは、無残な姿になりました。
裂果がなければ、虫たちは、集まってきません。
しっかりとした生態系の中で、生命あるもの達が
生かされています。
リザマートは、人気品種ですが裂果が伴う品種なので、
面積を広げることができません。


 

甲府上阿原第一農場に昨年新設した、
池川式簡易雨よけハウスは、3年前に新植した
欧州系品種が結果し始めました。

写真は、摘粒前のロザリオ・ロッソ(赤いロザリオ)です。
早生甲斐路、ルビー大久保、ロザリオ・ビアンコ、
マスカット・アレキサンドリアを育成しています。

今年は、紅高(べにたか、ルビーの着色系)と
マニュキア・フィンガーを導入しました。
昨年の初結果では、まだ判断がつかないので、今年の結果から
残す品種、樹の数を確定したいと考えています。

 


葡萄通信 03/05/31

写真は、境川農場のピオーネの房作りの様子です。
連日、手を上げる作業を長時間、続けるので、疲れます。

5月12日のデラウエアの1回目のジベ処理から、各品種の芽かき、
誘引(枝をしばり)、摘房、房作りと次々と作業が進んでいます。

房作りは、満開までに作業を終えなくてはならないので、各農場、各品種の
生育状態を見ながら、優先的に作業をしています。

デラウエアは、生育も順調で、もうすぐ2回目のジベ処理。
ベリーAは、満開を過ぎ、落花直後の状態です。
甲府のピオーネは、1回目のジベ処理の適期。
境川のピオーネの房作りはもうすぐ終わり、ロザリオの誘引、房作りになります。

房作りもあと1週間で終わり、摘粒の季節になります。


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