葡萄通信99/4/27

4月22日に簡易雨よけハウスのビニールを張りました。

昨年、使用したものを使いました。出来ればもう一年使いたいと思っています。雨よけの部分は、1.5mで、この栽培方式だとブドウの房が収穫までほとんど雨に当たらないので、病気の発生も少なくなります。

また、完全にビニールで被うわけではないので、かん水もそれほど必要ではありません。雨の日にも、作業ができるのが利点で、計画的に作業を進めることが出来ます。

 

 


葡萄通信99/4/16

乗用モアでライ麦を刈り取りました。10アール(300坪)あたり約2000Kgの有機質を土に返したことになります。草を生かして作物を育てるので草生栽培と言います。ライ麦が再生してからもう一度刈り取りライ麦草生から雑草草生へ移行し’98年産のように一年中耕さない年もあります。

その年の状況を観察しながら草種(ライ麦、燕麦、豆科のベッチ、雑草など)も変えて行くことによりそれを分解する微生物も多様化するとを期待しています。草を育てることで土壌から多くの情報が得られます。また草で土を覆うため土壌水分もコントロールしやすくなります。やがて根も枯れ微生物に分解され雨水や空気が流れ、自然の力で土を耕したことにもなります。

 


葡萄通信99/4/4

このところ最低気温も最高気温も変動が激しく、やや寒い日が続いています。、桜の花も、開花始めから満開まで日数がかかり、まだ咲いたままの状態です。

植え付けてから初めてブドウの樹皮を剥ぎ取りました。樹皮中が病害虫の棲家となるのを防ぐのと実際に病害虫の生息状況を把握するためです。結果は、健康そのもので全く問題ありませんでした。

ブドウ棚の太い針金に幹を一直線に縛り、芽が出るのを待ちます。甲府のデラウエア種などはもう芽がだいぶ大きくなっていますが、ここではまだ、剪定した跡の切り口から樹液が落ちてくるのを確認していません。


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